公益財団法人慈愛会の兄弟として、昭和47年に開設したおひさま保育園を法人化して昭和48年に社会福祉法人慈愛会として認可されたのが当法人のはじまりです。
それから、昭和49年 奄美市名瀬知名瀬に障害者支援施設(当時 知的障害者更生施設)「愛の浜園」、昭和57年 種子島中種子町に特別養護老人ホーム「南界園」、平成22年 鹿児島市高麗町に2つ目の認可保育園「きずな保育園」、平成26年 鹿児島市のいづろ今村病院に併設してサービス付き高齢者向け住宅「架け橋」と鹿児島県の福祉サービス事業の充実を図ってきました。
さて、昨今、少子高齢化が進む日本では社会保障制度改革が余儀なくされています。今までの医療や福祉に係る事業は人の命に関わるので十分な「ひと・もの・かね」を手当てしようとする政策から、限られた医療・福祉資源の中で質の高いサービスを効率的に提供できる事業体だけを淘汰しようとする政策に転換しました。また、社会福祉法人は透明性の高いガバナンスが求められるとして社会福祉法人改革も断行されました。当法人は、平成29年に新しい社会福祉法人制度の下で再出発を果たしています。また、5ヵ年の中長期計画をもとに益々厳しくなる社会保障制度改革下でも確実・堅実に事業ができるよう一歩一歩進化を続けています。
これからも公益財団法人慈愛会と協力して、両法人で鹿児島県の「保健・医療・介護・福祉・教育複合体」として鹿児島県民により安心で良質なサービスを提供してまいりますのでご期待ください。